-日本語コラム-

ようこそ!
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今年8月から訪米している渡辺洋子さんが、新たにJASCの運営メンバーに加わりました!

これから2年間、文化交流イベント等の企画・運営に携わります。

洋子さんは、国際交流基金日米センターとローラシアン協会が共同運営しているJapan Outreach Initiative (JOI)プログラムから派遣されたコーディネーターで、皆さんに日本文化を一層楽しんでいただけるよう、新たな活動に取り組んで参ります。ぜひ下記の自己紹介文をご覧ください!

コロラドの皆さん初めまして!Japan Outreach Initiative (JOI) coordinatorの渡辺洋子です。

2年間、Japan America Society of Coloradoのメンバーとして、日米草の根交流プロジェクトに従事します。スポーツが大好きで、幼少期は柔道クラブに6年間所属していました。帝京大学で教諭免許を取得しましたが、卒業後はグローバルビジネスに興味を持ち、貿易関連企業で営業職をしながら、NYに短期留学もしました。趣味はダンス・子供服の制作・着付けで、環境問題にも強い関心があります。この分野でも皆さんと文化交流や情報交換ができたら嬉しいです。お会いできるのを楽しみにしています。

E: yoko@jascolorado.org

Instagram: yoko_japancolorado

未来へのレガシー
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いよいよ7月23日、東京2020オリンピック・パラリンピックが開始されます。新型コロナウイルスの影響で1年の延期となったあと、海外観客の日本への受け入れの断念、緊急事態宣言が発令されている首都圏会場で実施する競技の無観客での開催など、これまでにない逆境の中で行われる世界最大のイベントは、私たちの未来に何を残すでしょうか。

 過去、オリンピックはテクノロジーの実証実験の場としても活用された歴史があります。1964年の東京オリンピックでは衛星生中継で世界各国に開会式の模様が放送されたり、2018年の平昌冬季オリンピックでは開会式に1200機を超えるドローンによる光のショーが話題になりました。今回の東京オリンピック・パラリンピックでは選手村を巡回するバスとしてトヨタの自動運転車「eパレット」を利用することになっています。更に、コロナ禍という制約があるからこそ、誰もが「会場に行けなくても楽しむ方法」を模索し、テクノロジー×スポーツが加速するきっかけの大会になる可能性も秘めていると思います。

今回のオリンピックも賛否両論ありますが、数十年後に振り返ったときには、きっと色々なレガシーを残しているのではないでしょう。もし、大会期間中に選手のコロナ感染を抑えられれば、それもきっと後世に残る偉業になるでしょう。

森林浴
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今コロラドは一年で一番美しい季節を迎えていますね。ほんの少し雪をかぶった山々や若い緑が揺らぐ大地、州花のコロンバインをはじめとする色とりどりのワイルドフラワーがそこかしこに咲いていて、私たちの目を楽しませてくれます。こんな恵まれた環境に暮らす私たちは、その恩恵を求めて、山や森に足を運ぶことも少なくないと思います。

実は、日本語には森林浴(英語ではForest Bathing)という、まさにこの自然の恵みを全身に浴びるといった意味の言葉があります。この言葉は、自然美を見直し、森を造る意欲を高めようとの狙いから、温泉浴・海水浴・日光浴などになぞらえて、日本の林野庁が主導して日本国内で提唱した「森林浴構想」に起源があるそうです。また、森林浴の最適な方法としては、心身にストレスを感じない程度の運動量で、生活圏内や近場にある森林を歩くこととされています。そして最近では、この森林浴の科学的効能が様々な研究によって実証されているようです。例えば、森林から発散されている独特な森のにおい成分フィットチッドや滝などの近くの細か水しぶきに含まれるマイナスイオンを人が吸収すると、精神が落ち着きリラックスしてくるという研究結果が出されています。

電化製品やプラスチックに囲まれ、 排気ガスが飛び交う都心で暮らす私たちには、まさに森林浴は心身ともにリフレッシュさせてくれる森林セラピーといったところでしょうか。四季折々の森の表情を楽しみながら、樹木の香りを思いっ切り吸い込んで、森のパワーを全身で感じてみたいです。