日本語コラム

By Hiromi Mochizuki
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March 5, 2026
3月3日の桃の節句(ひな祭り)の日には縁起の良い食材がたっぷり使われたお祝い食の 「ちらし寿司」 が欠かせません。見た目が大変華やかな「ちらし寿司」は、3月の明るい気候にぴったりなご馳走でしょう。 ちらし寿司は、関東と関西では特徴を異にします。 関東では器に酢飯を入れ、その上にエビやマグロなどの寿司ネタをきれいに乗せます。通常一人前ずつ盛り付けてあります。デンバー界隈の日本食レストランでもこのタイプのちらし寿司をよく見ます。このタイプのちらし寿司は、古くは江戸時代の大奥でも祝い膳として親しまれていた記録があるそうです。 関西ではいわゆる五目寿司がちらし寿司と呼ばれることが多く、酢飯に具材を混ぜた後、錦糸卵や海苔の細切りがトッピングされています。 大皿に盛り付けて、皆で分けて食べるスタイルとなっています。

By Japan America Society of Colorado
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December 3, 2025
クリスマスといってもアメリカとは違い、この日は祭日ではなく普通の平日です。日本ではクリスマスは宗教的な位置づけではなく、季節のイベントとして楽しむようになっています。日本でのクリスマスの過ごし方は、家族または友人と一緒にローストチキンやクリスマスケーキを食べながら、クリスマスという特別な日を楽しみます。 ほかには、恋人とデートをしたり、プレゼント交換するなどが一般的です。現在ではクリスマスイブが大変重要視されており、カップルで豪華ディナーを楽しみ、告白やプロポーズをする絶好の日となっています。ですので、全国の高級レストランは、カップルがキャンドルライトのディナーを求めて予約でいっぱいになります。商業施設や公園などは夜になると光にあふれます。工夫を凝らした幻想的で美しいイルミネーションが人びとをロマンチックな気分にさせるのかもしれません。さて、日本のクリスマスケーキは、パティシェが腕を振るった美しいデコレーションケーキです。土台はスポンジで、ホイップクリームがふんだんに使われ、真っ赤なイチゴがトッピングされているケーキが主流です。ケーキ屋はもとより、セブンイレブンなどのコンビニでさえクリスマスケーキの予約ができます。クリスマスケーキともう一つ欠かせないのがKFCのチキンです。KFCは1970年代にマーケティングキャンペーンを行い、「クリスマスにはケンタッキー」を国民に根付かせることを見事に成功させました。アメリカと違い七面鳥を食べる習慣は日本にはないので、チキンは最適なディナーなのでしょう。人々はKFCのクリスマスディナーを確保するために、数週間または数ヶ月前に注文を入れます。12月26日になると、クリスマスケーキもチキンも人びとの生活から見事に消え去り、日本の伝統的なお正月に向けての準備が進められます。クリスマス時期に日本を訪問する際はぜひ日本独自のクリスマスを楽しみましょう。

By Japan America Society of Colorado
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September 29, 2025
日本で初めてハロウィンを取り入れたのは、1970年代のキデイランド原宿店であるといわれています。同店は1983年にはハロウィン商品の販売促進のために、ハロウィンパレードを行いました。1990年代になると、東京ディズニーランドを皮切りに複数のテーマパークがハロウィンイベントを開催し、ハロウインの知名度が一気にあがりました。現在は各地のテーマパークではハロウィンが秋の恒例イベントとなっています。その後2000年代後半には、菓子メーカーがハロウィンに着目し、ハロウィン商品を毎年販売するようになりました。また、バラエティショップ等では仮装用品の販売が始まるなど、この20年でハロウインが一気に定着しました。仮装については、もともとコスプレ文化に馴染みがあった日本人には違和感がありません。「悪霊から身を隠すための仮装」の範囲を大きく超えて、何でもござれのコスプレを楽しんでおり、日本のハロウイン仮装は独自の進化をとげています。また、昨今のSNSの普及により、いわゆる「映え」のイベントとしても、ハロウィン=仮装をして楽しむイメージが拡散されました。 ハロウィンが盛り上がりを見せる一方で、パレードの騒動や、ゴミの散乱、酔っ払いによるトラブルなどが多発するようになりました。特に2023年は、渋谷で大量の逮捕者が出るなど、大きな社会問題となりました。2024年ハロウインの日は渋谷のスクランブル交差点ではいろいろ規制があったにもかかわらず2023年の人出より20%増加の1万8000人が集まったそうです。今年は渋谷区長が自らメッセージを発表し、渋谷はハロウイン目的で集まるのは禁止です、スクランブル交差点でのイベントはありません、来ないでほしい、と異例の呼びかけをしています。 ハロウイン時期に日本を訪れる際は、渋谷や新宿には近寄らないようにしたほうが賢明かもしれません。

By Japan America Society of Colorado
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August 7, 2025
日本では7月の第三月曜日は「海の日」という祝日です。これは「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日として1995年に施行されました。 そして8月11日は「山の日」で祝日です。これは山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝しようという趣旨で、2016年に施行された比較的新しい国民の祝日です。海の日が制定された後、山岳団体や自然保護関係者から「山の日」も制定して欲しいという要望があり、実現したそうです。もともとは、お盆休み(一般に8月13日~16日)と連動させやすい日として、8月12日が最有力候補でした。しかし8月12日は、1985年に群馬県・御巣鷹山(おすたかやま)に日本航空123便が墜落する史上最悪事故が起きた日でもあるため、反対意見も出て、最終的に1日ずらした8月11日で決着しました。海の日、山の日の祝日が追加されたことにより、現在日本の祝日は年間16日に増えました。それに加え、振替休日などもあるので今年は19日が休みとなります。祝日がない月は6月と12月のみです。さてアメリカはどうでしょう。米国の連邦政府が定めるfederal holidayは年間11日です。(祝日がない月は、3月、4月と8月です。) これらの祝日には連邦政府、銀行、金融証券取引所が休業となります。しかし一般企業や学校は個々の判断によるのですべてのfederal holidaysを休業又は閉校するとは限りません。90%以上の企業が休業する祝日は、New Year’s Day, Memorial Day, July 4th (Independence Day), Labor Day, Thanksgiving Day, Christmasの6日のみです。Presidents DayやJuneteenth、 Columbus Day (Indineous Peoples’ Dayとも呼ばれる)は休みとしていない企業が多く存在します。あるアメリカ人は給料が多少低くてもいいからすべてのfederal holidayを休みにしてほしいとぼやいています。 今年に入り、JASCはインスタグラムで日本の祝日の歴史や伝統に関する情報を投稿しています。ぜひ私たちのインスタグラムをフォローしてください。

By Japan America Society of Colorado
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March 19, 2025
コートの必要ない日が増え、そろそろ春と呼んでいい気候になってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。春といえば、日本では出会いや別れの季節ですね。送別会や歓迎会、そしてお花見もあり、年末に続き乾杯が増える時期でもあると思います。また我々は、競い合ったり自分の能力を他人に示そうとしたり、あるいは自分自身と闘ったりと、結果や勝敗を意識して生きることが多くありますが、その他人や自分に勝った時にも、成功を祝うために酒を飲みます。さらに人間は約束が好きな動物で、その席でも酒を酌み交わし、契約とみなすことがあります。結婚式での三々九度は有名ですよね。さて、日本で約束事をする時に使う「盃」ですが、「杯」という漢字もあって、どちらも読み方は「さかずき」です。この二つに違いはあるのでしょうか。「盃」は「杯」の俗字だという説もあるそうで、基本的にはどちらも酒を飲むための器という意味です。ただし現代では漢字の使い分けがされており、実際に酒を飲む器の場合は盃、優勝杯などの戦利品、また一杯二杯などの単位や、掛け声の「かんぱい(乾杯)」には杯が使われています。ちなみに昔の人々は、戦利品としての杯でも酒を飲んでいたようです。今とはやり方が少し違いますが、勝利を祝う行為はいつも変わらないのですね。今回は盃と杯について書いてみましたが、来月JASCでも優勝杯をめぐって競い合うイベント、ジャパンカップが行われます。参加者も審査員も、みなさん張り切って準備に取り掛かっていますので、当日をお楽しみに!※ジャパンカップの詳細は下の画像をクリック↓↓↓
Miho Miyazaki 宮崎美穂, Office Administrator

By Japan America Society of Colorado
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February 20, 2025
先日我がマネージャーから日本へ持って行くお土産について質問を受けました。その時は「日本人はトレーダージョーズが好きだから、トレジョ商品を買っていけば間違いない。」と伝えて終わったのですが、その後日本の土産文化について気になったので、少し調べてみました。「土産」は元来「とさん(またはどさん)」と読む漢語で、土地の産物という意味です。それが「みやげ」になったきっかけは諸説ありますが、「宮笥」と書いて「みやけ」という、神社のお札やお供え物を入れる容器から来ているというのが有力なのだそうです。その後、参拝客が集まる所に自然に店が増え、そこで社寺にちなんだ縁起物のほかに、その土地の産物が売買され、「土産」の字をあてるようになったとみられています。ところで、お土産は日本独自の文化と思われがちですが、アメリカ人は何も買わないというわけではありません。自分自身、そして家族や友人のためにお土産を買ってくることはあります。ただし、日本のように職場にまで持って行くということはないようです。「買わなくてはいけない」というプレッシャーからではなく、相手の喜ぶ顔を想像すれば、買うという行為すら楽しい思い出になりますよね。さて、今回のテーマである「お土産」として日本から持ってきてもらうのは難しいですが、日米協会によるイベント「おうちごはん!」に参加すれば、おいしいお好み焼きを自分で作れるようになります!今月は28日金曜日、午後4時(山時間)から開催です。ぜひご参加ください(詳細は下記リンクからご確認いただけます)!!https://www.jascolorado.org/event-calendar#!event/2025/2/28/ouchigohan-hiroshima-style-okonomiyakiMiho Miyazaki 宮崎美穂, Office Administrator

By Japan America Society of Colorado
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January 23, 2025
明けましておめでとうございます。2025年もJASCそしてこの日本語コラムをどうぞよろしくお願いいたします。今月は年末年始の日本に欠かせない、飲み会について書いてみました。 「飲み会」とは読んで字のごとく「酒を飲む会合」ですが、日本においての飲み会の定義はそれだけにとどまりません。友達同士の飲み会もあれば、職場で仕事を円滑にするためのコミュニケーションツールのひとつとして、この会合があります。かくいう筆者も日本では数えきれないほど参加したものです。お酒が少し入ると腹を割って話しやすくなり、今まで遠い存在だった相手との関係が近くなることもありますよね。ただしこの「職場における飲み会」に関しては近年賛否両論あるかと思います。終業しているのにまだ仕事が続くようで気が向かない、そもそもお酒を飲まないなど、できれば参加したくないと思う方もいらっしゃるでしょう。とはいえ前述の通り、飲み会とはコミュニケーションの一環であり、お互いを嫌な気分にさせるために存在するわけではありません。無理に参加するのは良くないけれど、メリットもたくさんあるはずです!というわけで、JASCでは日本文化の良いとこ取り、参加したい人がするビジネス飲み会「3rd Thursday Nomikai」を始めました。毎月第三木曜日に、エッジウォータービアガーデンにて行われ、早速記念すべき第一回も大成功に終わりました。そして我々がこの会場を選んだ理由のひとつは、種類豊富な「モクテル(ノンアルコールカクテル)」のメニュー。いつもお茶だけで過ごさねばならなかったあなたも楽しめるのです!継続は力なり、今後ますます面白いイベントになること間違いなしですので、興味のある方はぜひご参加ください!!Miho Miyazaki 宮崎美穂, Office Administrator

By Japan America Society of Colorado
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December 23, 2024
JASCに届いたメールの確認をしていたところ、毎年行われているおにぎりアクションの、2024年の驚くべき結果を目にしました。アメリカ合衆国が選んだおにぎりの具ランキングなのですが、第一位にサーモン、第二位にツナマヨ、ここまでは非常に納得できる。しかし第三位になんと梅干しが登場していたのです。私は今まで、この国で梅干しが人気になる日が来るとは予想しておりませんでした。第四位のスパムを凌いでの立派な銅メダル。あっぱれです。タイトルの通り日本人のソウルフードであるおにぎりですが、私のおにぎりについての一番古い思い出といえば、毎朝幼稚園へ向かうバスの中で、仕事で忙しい母親が買ってくれたコンビニの鮭おにぎりを食べていたことです。よっぽど楽しみにしていたのでしょう、今でも鮭フレークの味と、コンビニおにぎり特有のパリパリの海苔、そして早朝の若干薄暗いバスの中の雰囲気を覚えています。ただ与えられるものを食べる子ども時代を経て、今では自分で好きなものを作ることができるようになり、たとえ住む国を変えようとも、私のおにぎりへの愛情は決して絶えることはありませんでした。そして先日JASCにて行われた「Onigiri Onegai!」で、私はついに国境を越えたおにぎり作りに参加することができました。参加者の皆さんの笑顔を見て、今後もこの素晴らしいソウルフードを広めていきたいと決意を新たにし、良い気持ちで2024年を締めくくることができそうです。Miho Miyazaki 宮崎美穂, Office Administrator









